さらば、犬。

あけました、2007年。たのしく・笑い通しの一年にしたい。
年末年始にかけて、親しい友人夫婦が2組も破綻。
ちょうど年齢も結婚した時期も近いだけに、心が冷えた。
わたいら夫婦にも潜む危機があるかもしれない。
今こそ「愛され系」にならなくては、と奮起する。
うそだけど。
箱マダムが年頭に掲げた目標「短気をおこさない。反抗心を鎮める」
が、はかなく敗れる。
代々木に越したので、チャリなら渋谷まで15分ほどで行く。
公園にはめったに行かないから知らなかったが、代々木公園あたりは
犬天国。
駒沢公園と同じ現象だと聞くが、たいがいのカフェは犬連れ可。
表示は「わんちゃんOK」な。

でも飲食店だよ、テラス席ならまだしも、においのこもった室内に
犬連れは不愉快。
店内ちょっと歩いたら、足元に毛むくじゃらなのがいて、ぎょっとする。
キャリーケースの中から首出してハアハア言ってるのが眼につく。
いやん・・。

箱マダムはテレビ越しの動物を見るのはすきだけど、撫でたい欲はない。
毛が付くし、生臭い舌で舐められるのも閉口。
黒目がち・震える・体毛薄い小型犬は見るのものもいや。
なにより、犬嫌いの存在を否定するような犬好連の鈍感さが腹立たしい。
犬と赤ん坊にいい顔しないと悪人よばわりされる偏りがいきぐるしい。
箱マダムだって、ペットが人の生活の中で相応しいところに
おさまってるぶんには、犬好きである。
昔は街に野良がいて、人を襲いそうな恐ろしげなのが居た。
へんな雑種も胸張って闊歩していた。
今や愛玩物になりさがって、飾りたてられ、どこにでも持ち運びされる犬が
きらいなだけ。
人間が飲食する場に小さかろうが・着飾っていようが、けだものを連れてくるな。
美味しいハンバーガーを出す評判の店で、獣脂の焼ける香ばしいにおいが
充満する中、人が食い物にかぶりつく様を、床から切なげに見上げる犬の
哀れなこと。
人の食べ物は、味が濃いから食べてはいけない。犬と人間の食物を
分かちあうことができない飲食店が、なぜ犬につらい思いを強いるのだ。
過敏な嗅覚をしらないのかしら。

いやならあんた・そういうとこ行かなきゃいいじゃん、とハズバンドに
言われたが、うん。「ドッグカフェ」には行かない。
人間のみの入店お断り、くらい制限すればいいのに。

※写真はイメージであり、本人が撮影したものではないのであしからず。