わたしのすきな、

hakomadam2006-12-01

11月だめだった。
母親の健康問題や、35才の我が誕生日、気の塞ぐことが多かった。
問題が解決するわけではないが、月が替わってほっとした気分。
そんな11月も終わりのきのう、シスターポールというバンド
(ドラムとベースのふたりきりなのでユニットというのかしらん)を観に、
ライブハウスに行った。
もともとあまり音楽は聴かないほうで、NoMusic NoLifeな人間では全然ない。
本や映画は、なくなると死んじゃうと思うが。
箱マダムが音楽を愉しむのはもっぱら視覚的なところで、
みごたえあるライブパフォーマンスする人・みるべき人がそこに居ないと
聴くに耐えない。
よく行くコンビニの店員に似てる、みたいななんの磁力も持たない人が
音出してても興味が湧かないというか、エンターテイメントじゃないと、
やなのな。
いや・エンターテイメントというと、語弊あるかな。
屈託のない純なイメージがこの言葉にあるなら、シスターポールは違う。
轟音とハイトーンボイスと、やわらかで簡潔な言葉の新鮮さに胸打たれるのな。
ライブ動員はここ最近かんばしくないと思う。
活動は永いことやってるのだけど爆発的に人気がでるようなジャンル
(カラオケとか深夜アニメのエンディングテーマに起用)っていうのでもないしな。
ふだん音楽を軽んじてるわたしでも、彼らを応援したいと思ってすくなくとも月イチ、
ライブに足を運んでいる。観たら、かならず慰めや清涼を得るし。
いや・癒されるといっても、音的にはガレージロックで轟音・ドラム炸裂。
若々しい破壊衝動とも違うし、硬質というか生のまま。
荒っぽいものが、わたしのぶっそうな気持ちを真剣に諌めてくれる気がする。
シスターポールは、あえていうなら存在がゴシック。
まがまがしく、荒野に吹きすさぶ風、
蜘蛛の巣はびこる地下墓地の冷気。
ルックスは写真のとおり。


ゴス・ロリはゴシックロリータ略だけど、なんか平和よね。
ファッションだもの。
見た目、レース装飾やパニエ入りスカートの色が白から黒になっただけ。
眼の縁真っ黒に塗って、おでこ靴履いても、あんた『恐怖』じゃないわよ。
最近のトレンドがゴシック寄りだというし、インテリアショップのフラン○ラン
がのっかっちゃって、今年のクリスマスはゴシック・クリスマスがテーマって
謳ってるけど、まあ・安い。
色でいうなら黒や紫、金銀の壮麗な装飾が「ゴシック」でまかり通っているなら、
ほんと薄っぺらいと思う。べつに正統にいけばいいじゃん、クリスマス。