ジョージdeまみれ

週末の箱マダムはハズバンドと、キチジョージに行きました。
雑誌で見た生パスタうまい(らしい)店で昼ご飯たべようと、
見なれぬ汚い路地をうろつき、猫のションベン臭を嗅ぎ分け、
店に辿りついたのですが。
小さな店の前に椅子並べて待つ客を見て、うっ。
うっ、ダメ、食べるのを並んで待つとか厭。
並んでる姿見られるのダメ。
アンタ!これからガツガツ食べるんだね
わかってるよフフ、みっともないねぇ
って人の目が!
 
ハズバンドも普段いらちな人なのですが、ま・座る椅子は
空いてたし、待つことにしたんです。
しばらくすると店から、コ太りの女がコロンと出てきて、
「うーん。おいしかったっ」って満足気に連れの腕を取り、
路地に面した店のガラス窓に貼ってるメニュー表をやおら覗き込み、
椅子に座ったわたしの肩ごしに「今度来たらなに食べよっかなっ」
って弾んだ声だしやがって。
今食べてきたばっかだろうが、このくいしんぼ。
次この店で食う(予定の)メニューを今決めてどうすんだ。
食うことで頭いっぱいか、ニヤつきやがって、この畜生め。
食欲まみれのブタは「セブン」風に処刑すっぞ。
ケビンスペイシーの殺意あふれる片目眇めで、コ太り凝視してたら、
夫婦にも順番が回って来ました。

待たされて食した生パスタは、甲斐ないもので、全然たいしたこと
なかったです。
そんなものですよ。

つまらないもので腹くちて思うに、コ太りは、ちんまりいじらしく食う
順番待ってるわたいらに、お先にいただいちゃって!
とこどもっぽく驕りたかっただけかもしれない。それなら許す。

なによりくいしんぼは大罪。