乱れ歩く町

行ったがな。
敬愛する乱歩先生の土蔵にですよ。
立教のもちものなのか？
幻影城は誰のものでもないですよっ。
憤りを感じつつ、千円の拝観料、並ぶこと10分。
あたいに並ばせるなって。

「黒蜥蜴」気取って土蔵に行ったわけですが、あー
びっくりした。土蔵口だけでしたよ　間口ですよ。
垂涎ものの蔵書チラっとみせてハイここまでね　って
そりゃないですよ。10分。千円。
立教め。
憎しみに足下よろめかせて東武百貨店の催事場でやってる
「乱歩と大衆の二十世紀展」に行ってみれば、ありゃ
物産展ですよ。
鳥羽出身の乱歩にあやかって真珠売場あるし。
記念切手とか日本酒とか。
中は混雑しててろくに見れやしない。
展示物はなんか、乱歩というより懐かし系？ナンジャ系？
古本屋の再現とかクラッシックカーと昭和初期の紳士スーツ
の並列展とか、関係ないじゃん。

ハズバンドとぶうぶう言いながら町歩きしてたら迷いました。
池袋ではほんとに迷います。あまり行かないからなんだけど、
煩雑な地下道がとくにだめ。

迷ったところで、蠍のマークが付いたレッドワインの自転車に
巡り会いました。
あたいが「女囚さそり」なら乗るね。
いや、今日はわたくし「黒蜥蜴」だけれども。

せめぎあいの結果　自転車は買うことにしました。