アンビリバボー。
って番組タイトルばからしいよ。ばかな構成作家が膝叩いて
つけたんだろうけどさ。
我が身にも、そんな、口にするのも忌わしい吃驚体験が。


夜間工事ですよっ。住まいのマンションのすぐ脇の道路を
なんか、ヤラれちゃったんです。
夜8時から朝6時まで道路掘り返すドリルの音が
野卑な土方の怒声と笑い声が絶えまなく、モーターの音が
ごおんごおんと寝静まったはずの住宅街にこだまし、
箱マダムは窓のすぐ下に、ランニングいっちょの見知らぬ男達
が群れて穴を夜どうし掘っていることを思うと、安眠できず、
いらだち、マンションから取ってる工事用の電源コードとか
駆け出して衝動的に抜いちゃうわけですよ。

断水しちゃうし。
一時とはいえ、生命のパイプライン断たれたんですよ。
マンションの掲示板なんて見もしないしチラシの類いはすぐ捨てて
しまうので、夜間工事断水のいきさつを知らず、貯水とかなんの構えも
してなかったので狂乱するわけですよ。

結局一睡もできなかった朝、鏡を見て愕然としました。
吹き出ものが大きくなり、片頬には乾燥した赤いただれができて
また絶叫。

怒りは誰に向ければいいのでしょう。
地域によかれの工事なのかもしれないが、夜中やることはない。
誰が「昼じゃなくて、夜やろうよ」と言い出したんだろう。
誰が悪い、なあ、誰が。
刃むき出したものの、刺す相手がぼやけてて、やがてろうそくの炎を
吹き消すように、殺意は失せました。
歳をおうごとになにごとにも我慢ができなくなっていくのですが、
その感情は長続きしないのですぐ忘れてしまいます。
もしかしてこれは「老い」?
unbearable!