南国でしたこと

この間、ともだちに「旅行記楽しくよんでます」
とメールをもらいました。そうかもしれない。
わたしが書いているのは旅行記だ。
というわけで、
箱マダム・イン・ハワイ。
ハズバンドの妹が海外挙式をすることになり、夫婦そろって初めてハワイに
参りました。
あそこは・・大快晴、紺碧の海、砂浜に寝そべるビキニ女の群れ、
連想される言葉どれも箱マダムには縁遠く、ちょっと疎ましいくらいの感じ。
たぶん一生行かないと思っていました。
でも、いもうとの晴れ姿、やっぱ観たいじゃない。
挙式会場の教会までリムジンで乗りつけるウエディングプランらしいし。
箱マダムもとっておきルブタンの深紅シルクサンダルおろして、ハリウッド風
ゴージャス装の参列はどうかしら、とうっかり渡航してしまったのです。


やっぱ無理だった。陽光にしかめっ面。
街中いたるところでかけられるアロハ〜ってあいさつに、屈託ありすぎて
答えられない。
笑いかけてくる半裸のポリネシアンダンサーがおそろしく、逃亡。
奴ら、気さくにわたしの肩に触れようとするからテーブルの下に隠れたりして。
箱マダムは、リゾート地では頑なに閉じちゃうのな。施錠するくらい強固にな。
ワイキキビーチを臨むオーシャンビューの部屋をとってもらったのですが、
一度もビーチに出向くことはなく、日ざしを避けるようにカーテン越し
海を眺めてオワリ。


いもうと夫婦が親族全員を豪華サンセット(ディナー)クルージングに
招待してくれたのですが、ゲスト全員参加型イベントのノリっていうか、
はっちゃけダンスで盛り上がり、とか「未踏の千葉ディズニーランドはさもあらん」
と気まずく、独りデッキにたたずむのでした。


あ・ハワイで乗馬初体験しました。
丘の上にある牧場で、参加者は日本人ばかりの乗馬教室。
現地人の指導員が値踏みするようにして各々に馬をあてがうのですが、
箱マダムのところに連れてこられたのは、ベビード−ルという名の
小柄な若い牝でした。
名前は可愛いけど、たてがみは梳った様子もなく乱れまくり、
わたしが乗ったとたん、蹄蹴って反抗するし、出す指示ことごとく
鼻息荒くたてつくものだから、乗りにくいったらありゃしない。
まあ・あたたかな背に揺られて1時間ばかり山中を巡るうち、じゃじゃ馬にも
愛着が湧いてまいりました。
箱マダムはもともとポニースキンが好きで、バッグや靴幾つか収集してますしね。
いえ、馬肉は嫌いです。



花嫁姿のいもうとはたいそうきれいでした。