なつかれたくて・・。

hakomadam2006-07-18

富士ふもとにある富士国際花園ってとこに行ってきた。
別名「ふくろうの里」
これはわたしが命名したものだから、ネットで検索してもヒットしません。
巨大な日本家屋というか、民芸調の設えだったから、里。
ハズバンドがネットで見つけてきて、世界各国の36種200羽の珍しいふくろうが
大集合、餌付けショーやふれあいコーナーや肩に乗せての写真撮影会ありと聞いて
もう大はしゃぎ。
もちろんふくろうさんと写真撮りましたよ。
隣でアメリワシミミズクはふんわりとかさばる羽をおりたたんで佇み、
そのにこげの気配を頬に感じながら、箱マダムにんまり。初恋っぽい胸の疼き。
ああ・憧れの先輩とツーショット写真ってこんな気持ちかな・・。
小型のメンフクロウはかわいそうに、いじりまわされて小刻みに震え、
客をつつかないよう飼育員に嘴をぎゅっと掴まれて耐えておりました。
だいたい鳥ってくさいものだと思っていたけど、ふくろう檻はほとんど無臭でした。
ふくろう自体が臭わない種かもしれないし、なにより掃除が行き届いていて、
薄暗い室内の環境がいいんだろうな。清潔な飼育動物を見るとほっとする。

餌付けショーで、ふくろうさんが餌めがけて飛行するさまは、あな恐ろしや
猛禽の姿だし、止まり木で褒美にもらった鶏の頭をばりばり喰らっているさまは
いじらしい。
ミミズクとフクロウの違いは頭の上に立っている「羽角」という飾り羽のあるなし
だけ、あの耳のような毛は単なる飾りで、飼育員が撫で付けると格納するのな。
ちなみにほんとうの耳は人と同じようなところにあります。
マニア垂涎のふくろう尽くし。
行き道に渋滞にはまって、ショーの時間を再確認しようと園に電話したら、
「10時半のふれあいショーに出るコたちは撫でたりできますが、また後の時間に
出てくるコらはまだ訓練中なのでさわれません」と若い女性がにこやかに答えた。
コ、って言ったよ。犬や猫を人のように呼びならわす今どきのアレか、
ふくろうなのに、と鼻で笑った。
園の受付コーナーに行ってびっくり。
金網もなにもない狭いブースそこら中に止まり木があって、女ひとりがふくろうに
どっさり囲まれてるの。同僚がふくろう。ふくろうとアイコンタクトとりながら
過ごす職場。うらやましい・・。
箱マダム、つぎに転職するならふくろうの里の受付嬢がいい。