ブリーフちゃん

箱マダム最近お気に入りの雑誌は、ストリート系洋服屋(口はばったいけど、)や、
カフェに置いてある「VICE」というフリーペーパーなんだけど、製本の紙質もいいし、
テリーリチャードソンがたまに写真撮ってたりするし、下衆な感じとラジカルさ、
悪趣味とハイセンスの混合具合が絶妙。隅々読んでます。
そこに広告出しているアメリカンアパレルという、ロスのダウンタウンでデザインと
縫製をしているブランドが、ちょっと前、東京に路面店を出したと知って、
どうしても行きたくなった。
キャメロンディアスとかパリスヒルトンのいわゆる「おセレブ」が着てるってことで、
女性誌にも載ったり。
何人かの友だちに、知ってるかもう行ったか、と聞くと「行きたかったが、店の場所
がどうしてもわからなくて途中で迷って断念した」と口を揃えて言う。
我が家のある渋谷区内に2店鋪あるんだけど、渋谷区鉢山町とか、渋谷区渋谷とか
ちょっと馴染みのない町名。
夫婦で気合い入れて地図持参、自転車で渋谷店を目指した。
ええ・無事たどり着けたんだけど、それはどの辺かと聞かれても、口ではうまく
説明できない。たしかにわかりづらいところ。
カジュアルブランドというカテゴリーと主な価格帯から、所謂ぎゃっぷ、とか、
ゆにくろと同じようなセンスかしら、と想像していたんだけど、ちょっと違った。
エアロビクスとディスコティック。プチプラ(イス)版マドンナっていうか、
女子がビーチと夏フェスではじけるための服。
とりあえず、女子店員の格好がおかしいの。
強烈なのが、少年っぽい体格でノーブラ、白のタンクトップ一枚、
青のメンズブリーフに足元はビーサン。けして着替え途中とか風呂上がりではない、
渋谷で接客業やってます。
レオタード姿に腰サッシュ巻いた子もいる。
ええっっ(そんなばかな)、と一目で釘付けになる店員ラインナップ。
店内の格好ままで、「ランチ行ってきまーす」と財布片手に休憩に出るのだろうか?
はたまた、板橋(想像)の自宅に帰るため、ブリーフ一丁で電車に乗るのか?
そうであればおもしろいのに。
ちなみに、箱マダムの話しを聞いて俄然興味を持った子が先日アメアパ渋谷店に
行って、ブリーフちゃんと対面したらしいが、その日は青のタンクトップ、白の
メンズブリーフ、足元ビーサンだったらしい。夏中それなんだろうか。
会社の子は「冬になったらなに着るんでしょううね」と本気で心配していた。
うーん、冬も楽しみ。