デンジャラス・マダム

いのちしらず、むこうむず、って「すごくやんちゃなひとたち
(紳助のヤンチャとはちがう)」を形容する言葉があるけど、
へんな言葉だと思う。
生きているのに、命しらず、とはこれいかに。
生の向こう、って死者の世界のことだろうか。
最近のテレビでは、こういう言葉の由来を明かして、ヘエ−って
タレントが(まぬけ面)感心する番組、はやってるんでしょ。でも、
誰も箱マダムには明かさなくていい・お断り。
今朝、通勤チャリで車道をびゅんびゅん走ってたら、千円落ちてるの見つけた。
拾おうと、ブレーキかけたら、前カゴに載せてた荷物が重たくてバランス崩し
自転車が横倒しになってしまい、おっとっと、と箱マダム。
スピードは出てなかったから、怪我とかそんなの無くて。
しかし、後ろを走っていたタクシーが、なんか泡喰って急停止、後続車も
それにならって、いかにも交通事故的な、すさまじいブレーキ音たてて、
次々止まるんだもの。
びっくりした。
すわ大惨事か、と歩道にいた人たちも駆け寄ってくるし。
ブレーキかけた運転手たちが、わらわらと車降りて向かってくるし、
魚くわえて野良猫退散、みたいに千円ひっ掴んでチャリで逃亡したですよ。
箱マダムは千円拾いたかっただけなの。
でも、これで轢かれてたら、せんないなぁ。
あ・もしかして、命しらずって命の値段しらず、か。