花嫁さんとお婿さん

hakomadam2007-03-26

24日土曜日、椿山荘フォーシーズンホテルでの結婚式に出席した。
快活でおしゃれないいお嬢さんなんだけど、男運があまりよくない子で、
かれこれ10年ほどのつきあいになるが、箱マダムのお眼鏡に適う相手は
ひとりもいなかった。
恋愛指南もそろそろネタ切れ、どうしてくれようと心配していたところに、
友人の結婚式で出会った彼と交際4ヶ月でゴールイン。
運が転がる時はあっという間なのな。


招待客70人ほどの披露宴、なんつっても椿山荘フォーシーズンホテルの宴会だもの。
美味しいフレンチに、光り輝くシャンデリアの数々。
2回のドレスお色直しあり。
二次会は代官山アドレスにあるイタリアンレストランで。
いままで出席した結婚披露宴の中で(数は少ない・・)いちばん豪華(王道)かも。
花嫁が過去の汚濁をすっかり拭い去って、清潔に光り輝いていることが、
なにより嬉しかった。
彼女についての記憶もすべてリセットされ、よき伴侶に巡り合えてよかった。
そうあるべき人なんだ、と真心込めて拍手ができた。


花嫁とわたしの共通の友人が、男をひっかけようという魂胆みえみえで、
(垂れ)胸も露な生々しいスリップドレスで二次会のレストランに現れた時には、
眼を剥いた。脱色しすぎの乾いた髪を固い巻き髪にセットしているが、
風に乱されて夜叉のよう。
憑かれた目元はおそろしく光り、荒んだ影に支配されている女が、宴席に
ぬうっと現れて、男をねぶるように見ている。
輝く花嫁の対比として存在しているような、そのみじめな姿に心が冷えた。
もうこの女の友だちでいるのはやめようと思った。
まあ・そうはっきり詳しくは言えないので、「今日のあんた、うす汚い」
とだけコメントしといた。